05/05/95, at Veteran's Memorial Coliseum (Phoenix, AZ)
アメリカに上陸して初のホッケー観戦は、地元のIHLチームPhoenix Roadrunnersのplay-offであった。我がRoadrunnersは、play-offの最初の相手Houstonには3たてを食らわせ、semi finalの相手はDenver Grizzlieである。しかし、この日までに3連敗を喫していて、もう一敗も出来ない状況でこの日を迎えていた。客席はかなり空いていて、真駒内位の競技場の規模でに1/3くらいしか入っていない。当然、当日券で入れた(入場料$18の上席)。
しかし、客はうるさい。すごく楽しんでいる。ここでは、homeとawayは厳然と区別されている。Phoenixは全員選手紹介をするが、Denverはstarting memberのみ、それもブーイングの嵐の中でである。パックを奪う度に大騒ぎ、相手をbody checkでボードにたたきつけたら大騒ぎ、乱闘で大騒ぎ、挙げ句の果てにはマスコットが"Make Some Noise"とか"足を踏みならせ"とか騒ぐようにプラカードを掲げて強制する。点なんか入ろう物なら、場内総立ち状態である。
NHLではなくIHLだから(ちなみにRoadrunnersはLA Kingsのファーム)、レベルは超高いと言うことはない。スケーティングのスピードはあまりない。しかし、パス回しはとにかく速い。松浦(王子製紙)のバックハンドシュートに日本では感激していたが、こちらでは当たり前だった。全日本は確実に負けますね。
この日のroadrunnersはほぼ完璧。6-2でDenverを打ち破り、首の皮がつながった。しかし、本気でNHLが見たくなった。IHLでこれだから、NHLならどんなにすごいかと。
05/06/95, at Veteran's Memorial Coliseum (Phoenix, AZ) | ||||
Team | 1P | 2P | 3P | Final |
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Denver Grizzlie | 0 | 3 | 2 | 5 |
Phoenix Roadrunners | 3 | 0 | 0 | 3 |
この日は、3-5でPhoenixが負けてシーズンが終了したのである。cable TVの手続きをして、Stanley Cupに備えようと思っておりやす。
ちなみに、この時のDenverのゴーリーは現NY IslandersのSalo(元Sweden National Team)。また、RoadrunnersではLA KingsのPerreaultが出ていた。両選手ともシーズン中にNHLのチームにrecallされたのだが、プレーオフ要員として送り返されてきていたわけである。これは、IslandersもKingsもNHLのプレーオフに残れなかったからで、NHLとIHLの関係(affiliation)がよく現れている。