Professional Hockey観戦記
1996-1997シーズン編

本ページの構成

  1. 10/20/96 Florida at Phoenix (NHL, regular season)
  2. 11/03/96 Montreal at Phoenix (NHL, regular season)
  3. 11/18/96 Detroit at Phoenix (NHL, regular season)
  4. 11/26/96 New York at Phoenix (NHL, regular season)
  5. 12/27/96 Vancouver at Phoenix (NHL, regular season)
  6. 02/13/97 Colorado at Phoenix (NHL, regular season)
  7. 03/12/97 Pittsburgh at Phoenix (NHL, regular season)

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Florida Panthers at Phoenix Coyotes (NHL)

10/20/96, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点 || Phoenix: Gartner; Florida: Mellanby;
Team 1P 2P 3P OT Final
Florida Panthers 0 0 1 0 1
Phoenix Coyotes 0 0 1 0 1

今年移転してきたPhoenix Coyotes(ex-Winnipeg Jets)のホームリンクでの試合を初観戦。席は2階のブルーライン直上くらいのところで$26.75だったが、リンク全体見渡せたので結構よかった(新横浜の三重にもなった立ち見の事を思えば夢のよう)。一番安い席は$8(!)であるが、手前のゴール際が死角になる。客の入りは7-8割くらいで、約14000人でした。当日でも、十分チケットの入手が可能な状況である。結果の方は、上のように引き分け。

Floridaのペナルティーに随分助けられた。しかし、Phoenixのパワープレーがどうしようもないのか、Floridaのキルプレーがいいのか、とにかく三回あったパワープレーは、それぞれシュートを一本ずつしか打たせてもらっていない。3P最後のパワープレーでは、キーパー上げての6-4の状況でなんとか終了間際に同点に追いついたが。

5分しかないOTに入ってからも、Floridaは荒れ狂っていた。ダブルマイナーx2、マイナーx1、ベンチペナルティーx1の大立ち回り。その、5人vs3人のチャンスを生かしきれないのだから、Coyotesには泣けます。

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Montreal Canadians at Phoenix Coyotes (NHL)

11/03/96, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点 || Montreal: Richer, Recchi, Rucinsky, Damphousse; Phoenix: Tkachuk, Drake 2, Janney
Team 1P 2P 3P OT Final
Montreal Canadians 2 1 1 0 4
Phoenix Coyotes 1 1 2 0 4

名門、カナディアンスのゲームを見てきた。知っている人は知っているように、王子製紙のユニフォームはカナディアンスのものをパクったとしか思えないので、妙に懐かしい感じがした。試合の方は、上の通りまた引き分け。

さて、「砂漠で干上がってしまったコヨーテのポイントゲッターたち」と揶揄されていた得点力不足も、この日の40を超えるシュート数から見る限り、解消されつつあるようだ(決定力の低さには泣けるが)。不要なペナルティーがらみのパワープレーでの失点が結局はコヨーテの首を絞めたのだが、お客は乱闘沙汰にひたすら酔いしれていた。もうちょっと、勉強してよ。

ところで、フィニックスの応援名物は「コヨーテの鳴き真似」である。チャンスになったり、点が入ったりすると、会場中で「ワォー・ワォー」と観客が絶叫するのである。ばかばかしくも、楽しいです。この日は、先のFlorida戦よりは、awayのカナディアンスのファンが目立った。彼女たちは決して萎縮しない。これも、新横浜におけるめげない王子ファン(私自身を含む)を思い出させたのであった。

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Detroit Red Wings at Phoenix Coyotes (NHL)

11/18/96, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点 || Detroit: Shanahan, McCarty; Phoenix: Roenick, Kilger;
Team 1P 2P 3P OT Final
Detroit Red Wings 1 0 1 0 2
Phoenix Coyotes 2 0 0 0 2

いつのまにかCentralの最下位に定着しつつある我らがCoyotesと、 昨年レギュラーシーズンで圧倒的な強さを示したRed Wingsとの一戦。気合いを入れて、$45.75の一階上部席で観戦。確かにリンクが近いのはうれしいのだが、片方のゴールの視界がちょっとブロックされていた。「金返せ〜」と言ってやりたい。結果は、上に示したように、「ああ、俺は呪われているのか?」と言いたくなるまたもやの引き分け。

私は10分程度遅刻していったのだが、着いた直後にCoyotesが立て続けに二点を先取し、いきなりご機嫌である。その後、パワープレー中の失点という大間抜けをやって一点を失って、一ピリ終了。

二ピリの山は、Detroitの幻のゴールだった。しかしながら、これはビデオ判定でNo Goalにされた。ちなみに、"No Goal"の他に、"The goal is disallowed."という表現も使われることを先日知った。再三パワープレーのチャンスを得るのだが、逆に反則をとられ、みすみすチャンスを失うことが多かった。

三ピリも両者決め手無く、Phoenixの一点リードで終了二分前まで来る。Detroitがタイムアウトを取った。6人攻撃の謀議でもしていたのであろう。しかしながら、相手が6人攻撃に移行する前に(18:17)、あっさりと同点弾を許してしまった。歓喜する少数派Detroitファン。OTもパワープレーになったのだが、散々カウンターを浴びるなどして、危険この上ない。まったくいいところ無し。結局は、いつもどおりの引き分けであった。

しかし、Detroitはやはり強いチームだった。Yzerman, Fedorovを直に見たのはやはり感動ものだ。パス回しも美しい。実力の差を感じてしまった。実際、シュート数もDetroitの方が1.5倍程度であったし、まあ引き分けて儲けものという感じもする。

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New York Rangers at Phoenix Coyotes (NHL)

11/26/96, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点 || New York: Messier 3; Phoenix: Tkachuk
Team 1P 2P 3P Final
New York Rangers 2 0 1 3
Phoenix Coyotes 0 1 0 1

スーパースター集団New York Rangersとの一戦。例の如く遅刻していったのだが、嫌な予感はあった。まず、7th StreetでI-10を降りる出口が渋滞している。遅刻していくのはこれを避けるためでもあるのに、目論見が外れる。さらに、7th St.から右折してVan Burenに入る角に"Need Coyotes Tickets"のプラカードを持ったにーちゃんが立っている。これは、売り切れなのか?一瞬観念した。しかし、窓口では当日券が売られていた。そこで変なおっちゃんに声を掛けられる。一階席の前の方の席を定価で売ってくれると言う。ダフ屋一般はアメリカでは禁止されてはいないはず、そういう記憶があったので買ってしまいました(間違ってたら、どなたか正して下さい)。,/p>

さて、やはりGretzkyとMessierが見物である。Gretzkyのパスはやはり美しい。スルスルとゴール前に切り込んで行くし。でも、もうちょっとデフェンスも真面目にやってよね、って感じだった。かといって、アグレッシブなプレーをするタイプではないしねえ。Gretzkyは一回ペナルティーを取られたが、コヨーテファンが大喜びして大変だった。

そして、今日は何と行ってもMessierである。Messierはスケーティングが速い!基本的に運動量が多いのだ。それで、ハットトリック(三点目はempty net goal=終了間際のPhoenixの六人攻撃でキーパーが上がっていた状態での得点=だったけど)である。Phoenixファンである私も、すっかりこれには心奪われてしまったのだ。

守護神Richterも再三の好セーブを繰り返していた。やはり、Coyotesとは格が違う感じだ。そういえば、見に行ったゲームの連続引き分けが途切れましたな。6勝12敗で、Central divisionで余裕の最下位。ホームゲームで弱いのは、まったくどうにかならないものか?ここらでやっぱり、大型トレードが必要か。

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Vancouver Canucks at Phoenix Coyotes (NHL)

12/27/96, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点 || Vancouver: Tikkanen, Odjick, Bohonos, Babych; Phoenix: Quint2, Johnson, Tkachuk, Gartner, Roenick, Ronning;
Team 1P 2P 3P Final
Vancouver Canucks 1 2 14
Phoenix Coyotes 1 2 4 7

7-4での快勝。ついに、「見に行ったゲーム勝てない症候群」から脱出しました!勝つと花火が会場内で炸裂する仕組みになっとるようです。いや、感激。

今日も満員札止め、ダフ屋からチケットを買う羽目に陥った。相手のカナックスで注目したのは、「ロシアン・ロケット」ことBureである。やたらきれいなプレーが印象に残った。Canucksのシュート数自体も、やたらPhoenixより多いのであるが、決め手に欠けたようである。

今日のPhoenixで目立ったのは、RoenickとTkachukだった。やはり、この二人の好調のために、チーム成績も上がってきたようだ(過去8戦で6勝)。膠着状態の1-2Pに比べて、3Pの出来は際立っていた。観客もワオワオ吠えまくる。ははは、極楽であります。

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Colorado Avalanche at Phoenix Coyotes (NHL)

02/14/97, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点: Colorado: Kamensky, Ozolinsh 2; Phoenix: Tkachuk 2;
Team 1P 2P 3P Final
Colorado Avalanche 1 2 0 3
Phoenix Coyotes 1 0 1 2

久々にAmerican West Arenaへと出かけた。今日は、日本人研究者夫妻と一緒であったので、3枚続きの席を確保するために2階席とした。相手は、昨年のStanley Cupの覇者、今年もWestern Conferenceの首位を快走するColorado Avalancheである。

前回のColorado戦は事情により見逃したので今日は力が入っていたのだが、負傷者リスト入りしているJoe Sakikは出場せず。そうなると、見て華があるのはColoradoのGoalieのPatrick Royである。

とにかく守備範囲が広いのと運動能力が高いのに驚いた。キーパーは防具つけているから、そう大きくは動き回れないものなのだ。とにかく、ゴール前に出ていったり、ゴール裏でパックをさばいたりと、日本では絶対に見れないスタイルを堪能させてもらった。それと、パックをさばいた後の、味方へのパス出しが、軽くて、素早くて、しかも的確なのに驚かされた。

Phoenixもよくやっていたと思う。しかし、パワープレーでの決定打不足というか、Royにまんまとやられたというか....。次に期待します。

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Pittsburgh Penguins at Phoenix Coyotes (NHL)

03/12/97, at America West Arena (Phoenix, AZ)
得点: Pittsburgh: ; Phoenix: ;
Team 1P 2P 3POT1OT2 Final
Pittsburgh Penguins 2 1 200 5
Phoenix Coyotes 1 1 300 5

アメリカ滞在中に見た最後の試合。日本からのゲストと共に総勢4人で出かけた。Jagrがすごかったのと、レミューの見納めであった。

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