鈴木祥子ライブ@Saravah東京(’12/12/15)

鈴木祥子さんを聴き始めて、7-8年?一度もライブに行っていなかったのだけれど、今日ついに実現。クリスマス・アルバム発売にちなみ、10年ぶりとなるクリスマスライブだったそう。100人程度の小さなキャパのハコだったのだが、中年男性がうごめく異様な光景?まあ、自分も立派にその範疇です。リラックスした雰囲気なのは良いのですが、ちょっと緊張感の無さも感じられたのはちょっと残念。

で、祥子さんです。やっぱりすごかったですね。特にピアノ弾き語り曲、ピアノのタッチが重いのです。”Little love”とか「愛はいつも」のような初期作品は、当時の声、当時のアレンジだとあまり魅力的だと感じないのですが、これを今の声で、ピアノ弾き語りでやられたりすると、もう参ってしまいました。

あとは、「鈴木祥子の作曲講座」も面白かった。ベースラインが半音進行になるのは教会音楽に多く、これはオルガンではベース音をペダルで奏でていただろうとの説。洋楽にはこの影響を受けたものが多く、S&Gの”Bridge over troubled water”や、Carole Kingの”Locomotion”などを題材に取りながら説明してくれたのでした。

クリスマス・アルバムからの曲もどどっとやっていたようですが、ワタシは多分買いません。オリジナル・アルバムで、がっつり勝負して欲しいなと思います。次の快作が出た頃に、また聞きに行きたいですね。