Sweetness, “Ashtray floors”(2004)
旬の時期は逃してしまったが、是非書き残しておきたい一枚。僕が大好きな街San Diegoのインディーズバンドらしい。たしか、横浜のタワーで購入したのだが、試聴ブースのキャッチコピーは、「はじけきったThe Cardigansってこんな感じ?」だった。正に言い得て妙、即購入を決意したのだった。私の感想は、「たしかにThe Cardigansっぽい。しかし、Sixpence none the richerっぽい要素も多々あるな」というもの。
1. “Spellbound”はもう、The Cardigansそのものという感じの一曲。ポップさと格好良さの入り混じったドライブ感あふれる仕上がり。1.“Angry Candy”も似たような感じか。4.“I’m not sorry anymore”はSixpenceっぽさあふれる音の作り。こういう音の抜けの良さはアメリカのバンドらしいな、と思う。5. “Inbetweenwhiles”は、スローな曲もこなせるぞ、という感じの一曲。
6. “A synonym”とか7.“The balld if you and me”あたりは何と言えば良いのだろうか、ひたすらにポップだ。8.“S beautiful things”もまたCardigansっぽい。9. “I shall return”からは、どことなくThe Byrdsっぽいものを感じる。ギターのアルペジオの音の運びかな。11. “Lovenaplove”は、今時のアメリカのバンドには出せないヨーロッパっぽい音。面白い。締めとなる“The way you say my name”も、ポップギターバンドらしい良い曲。
まとめると、決して上手くはないが人を惹きつけるなにかがあるMarie(姓はクレジットされていない)のボーカルには要注目。しかし、よくもこんなバンドを見つけてくるものだと、日本のレーベルのポテンシャルの高さに感動した一枚。Quice Recordsというのが日本発売元です。
Sweetnessの公式サイト http://www.sweetnesstheband.com