荒井由実、ハイファイセット 「卒業写真」

例年この時期になると、「卒業写真」のキーワードから検索して、私のウェブサイトを訪れる人が急増する。ハイファイセットのデビュー盤として発売されたのが1975年2月5日、ヒットから間が浅かったぼくらの時代はそんな事態にはなっていなかったのだけれど、、30年以上の時を経て学校教育では定番の合唱曲なんかにもなってしまったようだ。荒井由実バージョンは、バックのアレンジが秀逸。ハイファイセットバージョンは、やはり新居潤子(山本潤子)さんのボーカルが素晴らしい。

『あのころの生き方をあなたは忘れないで』というフレーズがこの曲にある。今日の午後、中学時代の同級生の訃報を伝えるメールが回ってきてた。全国紙の「おくやみ」欄に訃報が出るまでに有名人になった彼は、他の同級生たちのような収まり方とはほど遠いところで、決して平坦ではない人生を太く短く駆け抜け切ってしまった感がある。札幌を離れてから会ったのは一度だけ、新宿で集まって飲んだのは7-8年前だったろうか。彼の「あの頃の生き方」と、現在がどうつながっていたのだろう、とふと考え込む。彼の冥福を祈りたい。

これまでのコメント

  1. mathteacher より:

    鼻の奥がつんとする
    教師を生業としていますが、そのこととはまったく関係なくこの曲は秀逸です。ユーミンはどちらかというと好きではありませんが、この詞の内容はよほどぼけっと生きてなかった人なら誰でも鼻の奥がつんとする感じを受けるでしょう。数年前に彼女の曲ばかりを海外のミュージシャンたちがカバーした「Over the sky」というアルバムが出ましたが、その中ではリタ・クーリッジが歌っていました。こちらはダメ。思い入れが強すぎて演歌のような歌いっぷりでした。アメリカの「ハローマイフレンド」がいいできでした。

  2. skyharbor より:

    懐かしい名前ですねえ
    コメントありがとうございます。Americaが、そんな仕事をしていたとは、まったく知りませんでした。それと、Rita Coolidgeと言えば、”We’re all alone”, “Don’t cry out loud” (あなたしか見えない)、そしてネスカフェという具合で、カバー曲でしか思い出せないような人なのですが、それがカバーでこけちゃいけませんよね。(実は学生時代結構好きだった)