荒井由実、「ひこうき雲」 (1973)
天才ぶりをいきなり開花させきったわけではなく、それとなく示したかのようなデビュー盤。夭折した友人を歌ったとされる1. 「ひこうき雲」は、いきなり強烈。2. 「曇り空」のメロディーの運びは、歌謡曲でもフォークでもない、おそらく当時の邦楽にあっては斬新な世界を切り拓くものだったのではと容易に推察できる。5. 「きっと言える」, 6. 「ベルベッド・イースタ」なんかも、意外性あるなあ。8. 「雨の街を」とか、10. 「そのまま」みたいなピアノの弾き語り曲に、Carole Kingの強い影響が見られるのは、やっぱり時代ですかね。
じんわり
ひこうき雲で思い出すのは私もとてつもなく相性よかった友人が33歳で亡くなったことです。あのアルバム好きです。曇り空が特に。荒井由美は、歌提供?するだけのつもりが歌うのも、と言われて、あの歌い方を選んだんですってね。学生時代から最新の洋楽ものすごく取り入れてたってキャロル キングかー。