このページでは、それぞれ単独のページとして独立させるだけの内容がない北欧系の女性シンガーたちを一挙に紹介。-- Freya(Sparkle) /Solveig
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Denmark出身。文化圏的に考えると、北欧系女性シンガーの一種。日本での発売元はポリグラム。最近は、ソロ名義ではなく、従来のバックバンドと一体化してのSparklerというバンドでの活動に軸足を移しているらしい(情報提供:ももたろうさん)
これがデビューアルバム。最初に聴いたとき思ったのは、Lisa Loebっぽいなということ。音作りのアメリカン度と声質なんかからそうい印象を持ったのだろうと思うのだが。同時に、北欧ポップス特有の軽さみたいなものもしっかりと併せ持っていて、心地良し。
1曲目の"It's already Wednesday"は、なんの実りもなく早く過ぎていく日々を歌ったもので、なんか感情移入してしまうんだな。でも、20歳にしてこんなこと歌っているようでは先が思いやられるなあ、この人。3曲目の"Yellow ladybird"もミディアムテンポのいい感じの曲。もっとも、私としては最後に収録されているacoustic vesionの方が気に入ったけど。4曲目の"Mother"は(Lisa+Alanis)/2って感じだなあ。
5曲目の"Little Miss"、6曲目の"No pity from the flowers"、7曲目の"She was always on my mind"、9曲目の"Tongue tied"なんかは、やはりLisa Loebっぽいアメリカンな作りの音。
通して聴いてみると、ちょっと単調かなという気もするが、私にははまりの音。おすすめです。
出てから二年も経ってから入手した一枚。邦盤と輸入盤でジャケットが違うが、当然価格重視で輸入盤を購入。
一曲目の"Girlfriend application"の異様とも言えるポップ度の高さで、「一体どこの国にシンガーだ?」などと思ってしまうのである。”Wasting time", "Rule No.1"と、いい感じのポップスが続く。
単調だなあ、といい加減聴き飽きてくる頃の8曲目の"History of the last 5 minutes"がスローな曲で、ぐっと落ち着くのだ。しかし、それにしてもLisa Loebっぽい・・・。最後の"Diary"もお勧め。スローな曲もなかなかいいのだから、もうちょっと全体の構成考えればいいのに、と思ってしまう。
総括としては、頭空っぽにしてポップスに浸るのにはいい一枚、といったところか。
デビュー盤発売当時24歳で、今は一児の母らしい。ノルウェーとデンマークのミックスだが、活動の本拠地はデンマーク。しかし、デビューアルバムの制作はSwedenで行われていた。彼女はCardigans followerらしく、典型的なスカンジナビアンポップシンガー。ちなみに北欧では"Solveig Sandnes"というフルネームで活動していた。最近の動向は不明。
これがデビューアルバム。典型的な非BritishのEuropean pop soundである。この手の音に騙されつづける自分の軽薄さを呪ってもみるのだが、いかんせん心地良いのだからやむを得ない。歌は決して上手くはないが、ところどころSiljeっぽい声質は結構気に入っている。全曲自分で書いているので、song writingのセンスはあるんだろうな。しかし、本人はJoni Mitchellの影響を受けたと言っているようだが、そういう雰囲気は微塵も感じないぞ。
1曲目の"Detective"から威勢のいい音の作り。時代がかっていてちょっと笑える。しかし、邦題の「探偵気分で」って、そりゃそうだろうけど、何とかならんもんかね。2曲目の"What about my life?"ってのも、全曲同様の雰囲気で流れていくのだ。
3曲目の"You can look around"でがらっとタッチが変わるだが、なかなかいい感じのミディアムスローの曲だ。5曲目はひたすらポップな"Marie"。地元ではこれがシングルカットされたらしい。60年代ポップスっぽいというのかな?10曲目の"On a day like today"なんかは、やっぱりヨーロッパぽいなあと思うのだが、どことなくSwan Diveと共通するようなところもあって訳わからん。
総じて、わざとらしくもなく古目の音を作って郷愁さそってみました、ってな感じであろうか。しかし、このアルバム、日本では10万枚売れたらしい。みんな、騙されやすいねえ・・・。
意外にあっさり発売になった二枚目。前作を上回る秀作とみた。どこまでもポップ。一曲目の"Mon Ami de I'Ouest"から、60年代後半から70年代前半っぽい音作りで、前作の路線を踏襲していている。どうもこの手の音っていうのは、最近では北欧勢の独壇場になっている感じなのは、私の勉強不足?6曲目の"Untrue"のストリングとホーンのからみなんかは、Swing Out Sisterっぽいしね。いかにも欧州系っていう音。
Joni MitchellやらNeil Youngをバックグランドに持つと日本語のライナーに書いてあるのだが、その片鱗は7曲目の"The same mistake"、9曲目の"How can it be?"あたりに感じられる。Buffalo Springfield的と言えるかな?むしろ直感的には、Neil Youngを後追いしきれていなかった頃のAmericaの音っぽいと思ったけれども。
2曲目の"What love can do"なんかもいい曲だ。