このページでは、それぞれ単独のページとして独立させるだけの内容がない合衆国系の女性シンガーたちを一挙に紹介。The Bangles / Vanessa Carlton / Bethany Dillon / Nina Gordon / Jewel / Norah Jones / Carole King / Maria McKee / Rebekah / Rachael Sage
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アメリカのガールズロックバンド。"Go-Go's"の解散後の空隙を埋めるかのようにシーンに現れ、全米No.1を二曲を含むいくつかのヒットを放つも1988年に解散。2003年になってから再結成盤を発売した。
正直すごいバンドではないと当時から思っていたけれども、コーラスワークに関しては良かったという記憶が残っていた。先日、大ブレークの予感がするLillixを聴いていてふとそのコーラスワークのことを思い出した。それで唯一保有しているベスト盤を改めて聴いてみようかという気になったのだ。しかし、VH1の解説によれば、これはコロンビアが版権を持つヒット曲だけを収録しているので、バンドの全容を知るには必ずしも適していないそうだ。
"Manic monday"は全米2位まで行った出世作となったシングルで、実はPrinceがこの曲を書いたらしい。"If she knew what she wants"あたりもいいミディアムテンポのポップロック。"Walk like an Egyptian"は全米No.1になったけど、ちょっと軽すぎだなあ。
で、私がBanglesというと思い出すのが、"Hazy shade of winter""。言わずと知れたSimon and Garfunkelの名曲をカバーしたもの。Bret Easton Ellis原作の"Less than zero"を映画化したもののサントラに使われた。原作の邦訳は読んで印象的だったけど、映画は見なかったな。ちょっとハード目な音とコーラスが特徴的で、Lillixを聴いてBanglesを思い出したというのは、そんなところに理由があるのだろうと自己分析。"Eternal flame"も全米No.1になった曲で、これはいいバラード。当時から気になった曲だ。改めて聴くとほんとにいいね。"I'll set you free"もいいポップロックバラード。80年代から90年代への過渡期の曲っていう感じのするアレンジが印象的。やはりコーラスがいいね。
まとめると、ヒットになるように周りが丁寧に音を作った、という感じのするバンドなんだけれども、もらってる曲はいいのでそれなりに楽しめる、という一枚。先発のガールスバンドThe Go-Go'sなんかよりは、はるかに上質のバンドと見た。
1983年生まれ、18歳でのデビューは鮮烈だった。私がかつて住んだArizona州PhoenixからGrand Canyonへ北上していくと、Flagstafという小さな街を通る。route 66が通過する、のどかで綺麗な田舎町なのだが、彼女はそこの出身だと言う。あの町からこういう人が出てくるのかと、ちょっと驚きだ。2004年に結婚、2005年には一児の母となったそうだ。
非常に売れているアルバム。なかなかハードな"everywhere"が一曲目なのだが、私が気に入っているのは二曲目から続く"you get me", "All you wanted", "you set me free", "something to sleep to"のあたりだ。心地よいアメリカンロックが続く。
一転してロックバラード調の"goodbye to you"(10曲目)も、かなりいい仕上がりである。
ちょっと大人になったな、とまずは感じる彼女の二枚目。2003.7.12付けのBillboardアルバムチャートでは初登場2位を記録。"are you happy now?", "find your way back"とハードめのポップロックから始まる。このあたりの曲はシングルカットされて、それなりに売れるだろうと思う。(ちなみに、1st singleの"are you happy now"は7週目で25位)。
アコースティックな"desparately"、ミディアムテンポの"tuesday morning"、"where are you now"、pop色の強い"breathe"あたりが、わたし的にはお勧め。Sheryl Crowが参加した"love me like that"も良い。
普通、アルバムの前半がしっくり来て、後半はいまいちというパターンが多いのだが、このアルバムに対する私の印象は全く逆だ。レコード会社がプッシュする路線と違う部分を私が気にいっている、ということなのであろうな。[2003.7.6]
1980年ペンシルバニア州に生まれる。ピアノ教育を受けたらしい。デビュー前はNYのクラブなんかで歌っていたそうだ。上手いわけでも、美声というわけではない、ソングライティングで勝負の人と見た。
自分のピアノとストリングのバックアップを多用したアレンジとで、クラシック教育を受けた雰囲気を感じさせつつも、シンガーソングライター系の音を作っている点が面白い。明るくスカっと抜ける曲はなく、マイナー系の曲が多くなっている。
ピアノのイントロが印象的な、3曲目の"A thousand miles"が大当たり。"ordinary day", "pretty baby", "rinse"なんかも良い曲だ。
Rachael Yamagataのページにも書いたのだけれど、ロックっぽいRachael Yamagata、ジャズベースのNorah Jones、そしてクラシックベースのVanessa Carltonと、かなり色分けのはっきりしたピアノ弾き語りのシンガーソングライターが出てきて面白い時代なのだ。
このアルバムはよく売れたし、この人のセンスはやはりすごいと痛感させられる一枚。はっきり言えば、そんなに好きなタイプじゃないはずなのに、何故か延々と聞き続けてしまうという不思議さがある。"White Houses"の、ひたすら刻んでくるバスドラが妙に気になるのだ。ストリングとピアノが絡んでクラシックの匂いをぷんぷんさせながらも、どことなくテクノだ。
"Annie"もVanessaの色が強く出ている曲で、何故か何故か引き付けられてしまうのだ。そして、きれいにまとめた"San Francisco"も素晴らしい。"like a boy of summer gives his first kiss"なんてあたりの歌詞を女性がさらりと歌いきってしまうところが、四十を過ぎてしまった私にはまぶしく、痛いのです。"Papa"みたいな曲も、彼女でないと書けない曲だな。[2005.7.20追加]
いわゆるクリスチャン・ミュージックな人。トラッドから、アコースティックロックまで、アメリカンな音のエッセンスを吸収した若手である。いくつかのウェブページを見たが、現在15歳だという記述と、1987年生まれだという記述の双方がある。いずれにしても、若いわね。
これがソロデビューアルバム。ドブロが入っていて、カントリーのバックグラウンドを感じさせる"Revolutionaries"から、どこか懐かしい音だ。"Great big mystery"なんかも、アコースティックロックで面白いね。[2004.5.10暫定追加]
"Veruca Salt"というバンドから独立した人らしい。1967年生まれだというから、決して早くないソロデビューである。
まとまりがあるような、ないような、結構微妙なアルバムなのだが、私にとっては面白い。ミディアムテンポのロックである"now i can die"から入っていく。とても心惹かれたのが二曲目の"2003"。アレンジが気に入ったのだけれど、この懐かしい音、いったいどこで聞いたのだろう?"horses in the city"もいい曲だ。どことなくLisa Loebと通じるところがあるような気もする。どこか抜けきらず篭った声がいいのかもしれない。
"hold on to me"とか"got me down"のような、スローなロックバラードっぽい曲もなかなかよろしい。
「ポスト・グランジ」という位置づけになるのだそうだが、ソロ作とは全く異なる作風で、私はどうにもなじめない。
1974.5.23ユタ州に生まれ、アラスカで育ち、オペラの勉強にイリノイに行き、そこからカリフォルニアのサンディエゴの母親のモービルホームに転がり込む、という移動の激しい人生を送る。女性シンガーソングライターブームの契機となった一人。私の大好きなLene Marlinも好きなアーティストとして彼女を上げている。 [2003.8.11初版]
泥臭いフォークの残り香が漂う、しかししっかり90年代している、とてもアメリカンな素晴らしいアルバム。(商業的に成功してる人の中では)Alanis MorissetteとSheryl Crowがロックっぽい路線を代表するとすれば、JewelとLisa Loebが、アコースティック路線を支えている、というのが私の捉え方。
しょっぱなの"Deep water"から、非常に良いのだ。James Taylorっぽくもあるし、Lisa Loebっぽくもある。ピッチもデビュー盤と比べて格段に落ち着いて、非常に安心して聴ける。"What's simple is true"、"Hands"と良い曲が続く。"Down So long"は、音使いがCrosby and Nashっぽいかなあ、と思う。"Enter from the east"は、これはもう初期Joni Mitchellとしか言いようがないですな。Pedal steel Gtr.が印象的な"Barcelona"なんかは、初期EaglesとかJackson Browneっぽさも感じさせられる70年代西海岸サウンド炸裂って感じ。ドラムの音が、またいかにもそれらしい。
と、ここまで書いて気付くのだが、特に新しいことをやってるわけではないのだ。しかし、80年代にすっぽり抜けてしまったこういう音作りを、90年代にしっかりもう一度やってくれた、というところに共感してしまうのだな。私は70年代の音が好きだったのに、80年代に青春を過ごしてしまった人間だから。 [2003.8.11初版]
フォークっぽい音の仕上げが光るソロデビュー盤。まずあら捜しなのだが、ライブ録音の曲が多いせいか、リズムがかなり走り気味で落ち着かない。"Adrian"あたりのピッチの落ち着かなさも、ちょっとどうにかして欲しい。
で、けなすのはこのあたりにしておいて・・・。表題曲の"pieces of you"や"Little Sister"は、ギター弾き語り曲なのだが、このギターの感じはDavid Crosbyとか初期のJoni Mitchellに通じるものがあるな。ちょっとカントリーフレーバーの"Morning song"も気持ちのいい曲だ。Jennifer Kimballと共通する部分も感じる。
だんとつにいいなあ、と思う一曲が、"Near you always"。このギターは、未解析だけれど、オープンチューニング使っている模様。Jackson BrowneのアルバムでのDavid Lindreyのプレーというのが一番ぴったりと来る例えかな。イントロで一瞬Byrdsっぽいなと思ってしまったのだが、トーンとかフレーズの運びがPat Methenyっぽくもある。歌ももちろんいいね。 [2003.8.11初版]
いわゆるクリスマスアルバム。この文章を書いているのは夏の盛りなので、全くピンと来ないなあ。サウンドとしてチャレンジングなところもないしね。 [2003.8.11初版]
Blue Noteレーベルが放つ新人。NY生まれだがTexasで育ち、大学在学中にNYに旅行して、そのまま居ついてプロになっちゃったという経歴らしい。ジャズ、ブルースからフォークっぽい音までこなす、その守備範囲の広い音楽性に圧倒される。
[2003.3.31加筆] 発売後一年経過してから、グラミーで大勝ち。今頃になって、CD屋で平積みされているところを良く見かける。このページの初版は、邦盤発売以前に書いたもんねえ、と、マイナー趣味を誇りたい私である。
実にアメリカらしいシンガーソングライターだと言えるだろう。ピアノの弾き語りがかっこよく、どことなくSara K.っぽい感じだろうか。部屋の照明落として、どっぷりひたりたいアルバムです。
ドラムのブラシがかっこよい一曲目の"Don't know why"から、妙にはまってしまう。Siljeっぽいのかな。二曲目の"Seven Years"は生ギター一本のバックから始まるのだが、これもいい曲だなあ。四曲目の"Feelin' the same way"もいい感じの曲だ。10曲目の"Painter's song"はジャズっぽい曲でこれもいいな。12曲目の"Nightingale"は、このアルバムでは数少ない自作曲だけど、これもいい感じなので、次作は自作曲を増やしてみてほしい。13曲目の"The long day is over"もさりげなく虚無的な歌詞がなかなか良い。
[2003.6.2加筆] 私が敬愛して止まないPat Methenyが、ソロアルバム"One quiet night"中で、上述の"Don't know why"をカバーしている。秀逸。聞くべし。
Norah Jonesの三作目。売れているようだが、どうにも私にとってはつまらない作品。なぜそう感じてしまうかと言えば、アメリカンルーツミュージックに寄り過ぎて、ジャズっぽさが薄れたのが原因じゃないかと思う。"Thinking about you"はいい曲だと思うが、オリジナルだというのに、どうも誰かの(The Bandあたりかな?)カバーのような気がしてしまうのだよね。
1960年頃からソングライターとして頭角を現す。"Locomotion"なんかが当時の有名な作品。本格的なソロシンガーとしての活動は1970年かららしい。それ以降、現在に至るまで、息の長い活動をしている人。ずっと"Carol King"だと思っていたら、"Carole King"なのね。最近知りました。
西海岸趣味を洋楽リスナーの原点とする私としては恥ずかしいことに、所有しているCaroleのアルバムはこれだけなのだ。言わずもがなの名盤中の名盤。洋盤のタイトルの邦訳には泣きたくなるようなものが多いのだが、このアルバムの「つづれおり」というのは実にいい訳だと思う。ピアノの弾き語りがやはり特徴で、このスタイルが定着したのは、やはりCaloreの功績が大きいのではなかろうか。矢野顕子があるのも、八神純子があるのも、Beth Nielsen Chapmanがあるのも、Vannessa Carltonがあるのも、元はと言えばこの人の影響なのかなあ。個人的にはJoni Mitchellの功績も外して欲しくないのだが。
アルバムは名曲"I feel the earth move"から始まる。最近、元Mr. BIGのPaul Gilbertや、日本でもIndigoがカバーしていた。続く"So far away"も名曲だ。James Taylorのギターもいいね。"It's too late"も、最初に聴いたのは高校生の時だったような気がするけれど、フォーク・ロック・ポップスの要素が絶妙にブレンドしている、頭から離れない曲。"Home again"もいい曲だ。どうしてこうも名曲が続いてしまうのだろう。
そしてそして、"You've got a friend"は、やはり不朽の名曲なのだ。ピアノ弾き語りのこのバージョンと、ギター弾き語りのJames Taylorバージョンを、是非聞き比べて欲しい。このアルバムでもJames Taylorがバックでギターを弾いているのだけれども、大変抑えたプレーでちょっとさびしい。
その他、The Shirellesが歌って1961年に全米No.1 に輝いた"Will you love me tomorrow?"、タイトル曲の"Tapestry"", Aretha FranklinやCeline Dion がヒットさせた"(You make me feel like) a natural woman"あたりも、聞き逃せないでしょう。 [2003.8.10初版]
[2003.8.15追記]ちなみにこのアルバムは、MTV系のケーブルチャンネルVH1の選んだ100 Greatest Album of Rock & soul"の第39位にランクされている。大したことないと思われた方、そのページを見て欲しい。どれくらい高く評価されているか、改めて驚くはず。
生まれはLA。1964年8月生まれだと言うから、日本的に言えば私と同学年。"Lone Justice"というバンドで活躍したのち、数年アイルランドで暮らし、またLAに舞い戻った経歴があるらしい。かなりのベテランなのだね。
"I'm gonna sooothe you"からギターのオーバードライブのトーンが心地よいロックンロール。"My lonely sad eyes", "Why wasn't I more grateful (when life was sweet)"は、60年代後半のカントリーロックっぽい曲。気持ちよいね。"My girlhood among the outlaws"はすごいロックバラード。文句なしの名曲。
"Only once", "Precious time"は、泥々のカントリーチューン。"I forgive you"あたりの高音でのシャウトは、Janis Joplinの影響かな。"I can't make it alone"も心地よいロックナンバー。
総じて外れのないロックンロール色の強いアルバム。こういう音作りのアルバムは結構希少価値があり、お奨めの一枚。
Geffenとの契約は切れて、自分のレーベルからの発売。アンナ・バナナの名盤と同じタイトルでちょっとぎょっとする。"To the only space"は、カントリーがちょっと入った60年代後半っぽい音。表題曲"High Dive"も適切な例えが見つからないけど、いい曲だと思う。"My friend foe", "Love doesn't love", Non religious building"も60年代後半を意識した音の作り。Buffalo SpringfieldとかJeffersonのあたりかな。
最後に来ている"From our T.V. teens to the tomb"とか"Worry birds"とか曲はいいんだけど、声質と合ってない感じがするかな。どうも高音域の声の伸びが落ちていることが関係しているような気がする。聞きとおして、いまいち突き抜けきらない感じのする一枚。
ノッコのレベッカだと思って来た人には、ごめんなさい。Cleaveland, OHのご出身。黒い音の嫌いな私もこの人にははまってしまった。でも、このデビュー作以降の足取りがまったくつかめず残念に思っていたが、2005年に"Rebekah Jordan"名義で新アルバムを出していた模様。消息がわかって、非常にうれしい。
これがソロデビューアルバム。生ギター一本で聴かせる曲から、Alternative系の音まで一枚にごっちゃり詰まっているが、私はアコースティックな曲に例のごとくはまったのだ。
四曲目の"Love Song"で決まりなのだ。最初の"She picks..."の歌い出し方一つにころっといってしまう。純アコースティックの編成でお届けするバラッドであります。聴くべし。
七曲目の"Keep it a secret"も"Love Song"と似た音の作りから始めて、さびでは上質のロックに化けていきます。やっぱり、このさびでの歌の説得力みたいなものに関しては、ホワイトには絶対出せないブラックの根強さみたいなものを痛烈に感じてしまうなあ。二曲目の"Sin so well"も似たような音のつくりで面白い。
1997年にRebekah名義で"Remember to Breathe"を発表。このアルバムには現在でも中古屋で遭遇する確率が高いので、当時日本でもそれなりに受け入れいられたのだと思う。二作目の発売がなく消息がわからなくなっていたのだが、たまたま公式サイトを発見して最近の動向を知った。女優業にむしろ忙しかったようだが、2005年に6 songs EPとして出した久々のミニアルバムは、日本でもiTune storeで購入できる。
で、本作品なのだが、非常に良い。前作のように、アコースティックな曲〜オルタネ爆発な曲まで混在という感じではなく、ちょうど私の好きなアコースティックな路線あたりで落ち着いてまとまっている。blackっぽさを感じさせないblackな音は、相変わらず健在。2. "Dreams"がStevie Nicksのカバーである以外はオリジナル。特に好きなのが、4."The Art of Losing"。メロディーの運びも、ギターのコード感覚も、とてもいい。3."Happy"も、面白いなあ。5."Bliss"もきれいな曲。外れがないアルバムと思えるのは、6曲に絞っているからか?大手レーベルに属さずとも、CDという媒体の物理的な容量にとらわれずとも、ダウンロード販売みたいな発表の仕方が出来るようになったってのは、マスプロ的ではない良質な作品が出てくることを確実に助けている、ということが実感できる作品だ。[初出: 2008.01.03付けblog]
私にもわからない。おそらく、マイナー趣味のこのサイトにあっても、最強のマイナーな人選だろう。私の他に彼女を知っている日本人はいるのだろうか?とさえ思う。
[2003.8.10追記] 私が甘かったです。ご自分のホームページに書いてらっしゃる方とかいらっしゃいますねえ・・・。
このアルバムに出会ったのは、1999年3月のアメリカ出張中、元地元のTower Records Tempe店の試聴コーナーだった。おどろおどろしいサイケなジャケットにびびりながら聴いてみたのだが、これが良い。帰国してから真面目に聴いてみると、さらに良い。
1曲目の"sistersong"は、生ギターで始まり、子供っぽいピアノの片手弾きが重なってきて、最後にバンド編成になっていくのだが、simpleながらいい音です。歌詞は強烈みたいだけど。
この手の薄目の音が全編貫かれている。他のおすすめとしては7曲目の"My Eliza"、8曲目の"Alive before you"のあたり。ただ、歌詞は超内向的おどろおどろ系。これには、のめり込めないな。