ちょっと油断をしていたすきに、二枚アルバムが発売になっていた。一枚飛ばして、オリジナルとしては5枚目となる最新盤を先に購入。全体的に、夏を強く意識したアルバムの作りになっているように思われる。
“kiss in the sky”からアルバムは始まる。極端に上手ではないけれど中低音でじっくり聞かせる田岡美樹のボーカルが冴える。ゆったりサウンドから私が思い出したのは80年代初頭のAORグループSneaker。夏の昼下がりにぼーっと聞くのにふさわしい。続く“squall”は、ボサノバっぽいリズムの刻みで、これまた心地よし。「恋の魔法」は、生ギターのカッティング、ブラスのアレンジが心地よいポップ・チューン。“miracle”なんかは、とてもIndigoらしい曲だ。(ちなみにイントロからは、EPOの「無言のジェラシー」が思い出される)