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Meja 北欧系

Meja, “How Crazy Are You?” (1996)

evianのCMで使われているので、最近よく耳にする。軽快なswedish popsの傑作。日本ではバカ売れした。本サイトの方には書いたけど、この年僕は日本におらず、翌年発売されたセカンドが彼女との初遭遇。一枚目の”Meja”に遡って聴いて、この曲に出会ったのだ。上のアルバムは、オリジナル盤。今から聴くなら、ベスト盤の方がいいかもしれない。10年以上経って振り返るに、スカンジナビアポップスであれば、日本では何でもかんでも売れたような時代だった。熱に浮かされた時代は去った。だから今こそ、いいものはいいものとして再評価したい。その意味で、今回この曲が再び脚光を浴びるのは嬉しいことなのだ。

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Meja, “Mellow” (2004)

前作の無理なロックっぽさに戸惑った私だったが、この一枚での変貌ぶりにも驚きを隠せない。一転して、ボサノバフレーバーあふれるポップス路線への転換だ。イギリス人のHamish Stuartのプロデュースで、録音もイギリスで行われている。年齢相応に大人らしい音楽をしよう、ということなのだろうけれど、声質と曲がマッチしていないように思われる。こういう路線を聞き慣れている人にとっては、Swing out sisterWorkshyとの落差の大きさにがっくり来てしまうだろう。あるいは、スカンジナビアポップスからジャズへと戻って成功したSiljeとの比較でも、だいぶ見劣りしてしまう。二枚目までのスカンジナビアン・ポップス爆走路線が、彼女には一番合っている気がしてならない。

そんな中でもちょっとうれしかったのがカバー曲だ。Joni Mitchell“Circle game”とか、Carole King“Too late”なんかを歌っているのにはちょっと感激。他にも、ジョビンの曲を二曲ほど取り上げているが、Pat Methenyの影響で、ブラジル音楽に興味がある割にはさぼって聞いていない勉強不足の私としては、ちょっとコンプレックスを感じてしまう選曲でもあるのだった。うだうだと不満めいたことを書き連ねたが、基本的には私の好きな路線ゆえ、次作でより洗練された音を聞かせて欲しいと願うのだった。(でも、またとんでもない路線へ鞍替えしてしまうのだろうがな・・・)

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Meja, “Meja” (1996)

日本で馬鹿売れしたソロデビュー作。1曲目“Welcome to the fanclub of love”、2曲目の“How crazy are you?”とポップな曲で責め立て、試聴ブースの人を釘付けにしたはず(憶測)。5曲目“I didn’t know”のしつこいアコギの分散和音バックアップも好きである。

一番のお気に入りは、上のアルバムのとこで書いたのと同じ理由で6曲目の“Rainbow”。Doobie Bros.を思い出してしまうようなアコースティックロック炸裂って感じ。どこかで聴いたことがあるようなコード進行なんだけど、うーん思い出せない。(とここまで書いて30分ほど格闘)で、どうやら38 Specialの”Somebody like you”って曲だったような気がする。

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Meja, “Seven Sisters” (1998)

98年の春にTower Recordsに積み売りされていて、試聴して気にいったのが二枚目のこれ。この人の一枚目が馬鹿売れした年に私は日本にいなかったので、それまで彼女をまったく知らなかったのだ。ひたすら明るいSwedish popsとアメリカの音がうまくブレンドされていて、いいポップスになっていると思う。Swedish PopsはEggstoneの頃から好きだったのだが、まあなんと単純なpop指向なのだろうと自分でもいやになることがあったりするのも事実だ。

個人的には、アコースティックギターのクリアなカッティングと単純な3度のバックアップコーラスとい組み合わせにころっといってしまう体質ゆえ、6曲目の“Lay me down”が一番気に入っている。10曲目の“Caught up in the middle”も大好き。アコギと生ピアノのバックアップに、さびでコーラスとホーンがかぶってくる明るめのポップスで、Chicagoっぽいと言えばいいのかな?

その他にも、聴いていて気持ちのいい曲が並んでいる。1曲目の“Daughter of Morning”は、なかなかかわいらしい曲。ラストの“Seven Sister Road”も、いいロックバラードだ。どうもSeven Sistersというと、以前イギリスに居候していた時に近所にあった白亜の岩場を思い出してしまうのだが、英語ではこの言葉に特別な意味があるのかな?詳しい人教えて下さい。

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Meja, “Realitales” (2001)

日本先行発売になったアルバム。待ちに待った新譜だったが、わたくし的には大変期待外れ。彼女のポップ色が好きだった人は買わないのが正解。