Americaの四枚目。この作品からプロデュースが(The Beatlesを手がけた)George Martinとなり、ストリングを加えたアレンジなどの新趣向が出てくる。商業的に成功した五枚目の”Hearts”の布石と捉えるといいのだろうか。名盤と言える出来ではないけれども、個人的には好感を持ってるアルバム。
オズの魔法使いからヒントを得ている2. “Tin man”, 4. “Lonely people”が全米トップ10入りした二曲。前者は以前からのアコースティックギターバンドとしての色と、George Martin色がうまくミックスした曲で結構好き。ちょっと変わった音作りの 7. “Hollywood”や、アコースティックギターとピアノの絡むイントロが印象的だった10. “Old man took”も記憶に残っている曲。他には、3. “Another try”、9.“You”あたりも好き(甘ったるさがちょいと気にかかりますが)。