評論家には酷評され、売り上げもイマイチだったというこのアルバム、私は結構好き。 プロデューサーはNYのフュージョンシーンを牽引したギタリストのDavid Spinnoza。いかにもスピノザの音だなあ、というところが随所にある反面、Jamesの歌がとても優しい。70年代前半の洗練された音の代表格みたいな仕上がりじゃないでしょうか?
タイトル曲、1. “Walking man”は、ビルボードチャートにさえ入らなかった曲らしいですが、とてもいい曲です。3. “Let It All Fall Down”, 5. “Daddy’s Baby”, 6. “Ain’t No Song”, 7. “Hello, Old Friend”, 10. “Fading Away”も佳曲。
フィンガーピッキングの名手として知られる、ギタリストとしてのJames Taylorの良さが目立つアルバムからもしれません。