Dreams Come True, “Love unlimited” (1996)

“Love Love Love”の一曲しか聞くつもりもなく、250円で仕入れたアルバム。

だいたい、私は恥ずかしくてドリカムなんて買えないのだ。なぜそういうことになるかと言えば、やはりデビュー当時の印象だろうか。バンドのコンセプト・アルバムタイトル・ジャケット・音の作り・全てが、ちょっと先発のイギリスのグループSwing Out Sisterをぱくっているように思われた。この見方はあながち外れてはいないと今でも思う。しかし、その後ドリカムは高い音楽性を発揮して、邦楽として輝かしい独自の地位を築くに至ったのは言うまでもない。

さて、この”Love Love Love”, 1995年の年間チャート1位曲で、掛け値なしのバラードの名曲だ。この年アリゾナに居て日本にいなかった私がなぜこの曲に思い入れが深いかといえば、日系の貸しビデオ屋で借りて見ていたドラマ「愛していると言ってくれ」の主題歌だったから。トヨエツも良かったが、やはりこの時期の常盤貴子は良かったなあ。

で、ここで連想してしまうのが、(前出の)Swing Out Sisterの“Now you’re not here”だ。この翌年だったか、常盤貴子は「真昼の月」というドラマでも好演している。その主題曲だったこの不朽のバラードの名曲である。

長くなったが、結論は、「”Love Love Love”と”Now you’re not here”の二曲は、常盤貴子とバンドカラーの類似性で、私の頭の中ではがっぷりとリンクされている」である。