EPO, “Peach” (1999)

音的には薄目のアコースティックな作りで、チャレンジングなところっていうのはあんまりないけど、それを圧倒するように歌詞がじわっと来る一枚。20代の時にはわからなかった世界だな。EPOっていう人が、いい歳の重ね方をしてるんだなと、そういうことが伝わってくる一枚。この時期は個人的にかなりキツい時期だったので、この一枚には随分と助けられた。

5曲目の“Memories”には、特にはまってしまい、つい口づさんでいる自分に気付く。ばんばひろふみの「さちこ」を思い出してしまうのは、さびの音使いが一緒だから?

6曲目の「あきらめたくない」、も、なかなかじわっとくる曲。

7曲目の「君のさがしもの」もいいね。歌いだしは、多分あおい輝彦の「あー、ことしも~~」って曲(「君だけを」だったっけか?)の影響受けてるな。でも、さびのあたりは80年代中期のエポっぽい音の運び。