鈴木康博(元オフコース)・山本潤子(元赤い鳥、ハイファイセット)・細坪基佳(元ふきのとう)の三人によるユニット。これが1970年代後半に実現していたら、CSN&Y並みのスーパーグループになったことでありましょう。60-70年代のフォーク・ニューミュージックの名曲をカバーするという趣向のライブアルバム。完全に後ろ向きなコンセプトではあるのだけれど、非常に楽しめます。
泉谷しげるのフォーク時代の名曲A-2 「春夏秋冬」、PPMのA-4 “Puff”、GAROのファーストに収録されている名曲 A-7 「地球はメリーゴーランド」、荒井由実のA-9 「あの日にかえりたい」、B-5 「中央フリーウェイ」、カーペンターズのB-7 「YESTERDAY ONCE MORE」、ふきのとうのB-8 「白い冬」、オフコースのB-9 「さよなら」、赤い鳥のB-10 「翼をください」のあたりは、まさに自分の中学?高校時代のリスナーとしての嗜好にびたりと一致するのだ。しかし、やっぱり潤子さんの歌は素晴らしいね。