Rachael Sage, “smashing the serene” (1998)

マイナー趣味のこのサイトにあっても、最強のマイナーな人選だろう。

このアルバムに出会ったのは、1999年3月のアメリカ出張中、元地元のTower Records Tempe店の試聴コーナーだった。おどろおどろしいサイケなジャケットにびびりながら聴いてみたのだが、これが良い。帰国してから真面目に聴いてみると、さらに良い。

1曲目の“sistersong”は、生ギターで始まり、子供っぽいピアノの片手弾きが重なってきて、最後にバンド編成になっていくのだが、simpleながらいい音です。歌詞は強烈みたいだけど。

この手の薄目の音が全編貫かれている。他のおすすめとしては7曲目の“My Eliza”、8曲目の“Alive before you”のあたり。ただ、歌詞は超内向的おどろおどろ系。これには、のめり込めないな。

  • Rachaelsage.com (公式サイト。彼女が公式サイトを持つようになるとは、まさか思っていなかった。)