Steve Morse Band, “Coast To Coast” (1992)

Steve Morse Bandのアルバムの中で、最も好きな一枚。それを決定付けるのは、“The Oz”。ロックインストというよりはフュージョンっぽい曲で、速弾きではなく、むしろコードワークで勝負の一曲。単純なんだけどすごくすごく格好いいギターインストで、個人的には忘れ難い。2:10くらいのところのブリッジというか、Cメロというかも格好いいんだよなあ。

いつも通りの速弾きロックインストの1. “User Friendly”, 2. Collateral Damageも、もちろん格好いいのです。

Steve Morse, “High Tension Wires” (1989)

ハイスピードな疾走系ロックインストを得意とする、スポーツニュースの挿入曲御用達ギタリストのSteve Morseであります。この当時は「元Dixie Dregs, Kansasの」で説明がついたのですが、今や「Deep purpleの」という大御所様になってしまわれた。思えば私が初めて買ったCDがこの一枚、感慨深いものがあります。1. “Ghostwind”のPat Methenyっぽさには驚いたものです。しかし一番驚いたのは、やはり8. “Tumeni Notes”のひたすらオルタネティブピッキングによる速弾きでしょう。ワンフレーズが長いのだ。ちょっと速いパッセージを入れるとか、ハンマリング・プリングで速いように聞かせるというのとは全く訳が違います。5. “Third Power”や9. “Endless Waves”は、今でも好きな曲。