Soy, “Soy” (1998)

Soyの一枚目。二枚目を先に聴いたのでそのインパクトの方が強いのだが、こちらもなかなかのアルバム。

しょっぱなの“Sugar Days ~あの日~”は、ペダルスチールなんかも入った初期のEaglesを思い起こさせる上質のポップス。続く「真夏へ続く道」は、ちょっとOrleans風かな。生ギターのからみも、とても良し。「約束」は、八千代さんのボーカルが冴え渡る佳曲。「夕焼け前」も、70年代っぽい音で好き。“Lemonade”は、ホーンアレンジやフレージングがSteely Danっぽい。いいところ突いてくるなあ。

「一週間」は、生ギターの絡みを軸にすえた薄い音の作りで、八千代さんのボーカル、バックのコーラスワークともに冴えている。締めの「Going Home~家に帰ろう~」もまたいい曲。アルバムを通して、とにかく私好みの音で文句なし、って感じだ。