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Jennifer Kimball

Jennifer Kimball, “Veering from the wave” (1998)

これがソロデビューアルバムらしい。私好みの典型的な音で、www.jenniferkimball.comによればacoustic-based folk-popという分類になるんだそうだ。3月にアメリカに行ったときにTower Recordsの試聴コーナーで気に入って買ってしまった。

1.“Meet me in the twilight”から、「アコースティックだせい」という音の仕上げで、「いいアルバムにあたったかもしれない」という気にさせられる。一昔前のBruce Hornsbyみたいだ。CDのあたまにいい曲が来ているっていうのは、わたしのような試聴コーナーで衝動買いする人を引き込むには重要。

3.“Fall at your feet”は、ちょっと気色悪いコードから歌いだすんだけど、さびではきれいな曲に化けてしまうという不思議な曲。

5.“It’s a Long Way Home”が私の一番のおすすめ。生ギターがCSN&Yの頃のNeil Youngみたいな感じ。典型的なアメリカンってな歌詞で、実にありふれたところを突いているところが、軽薄な私受けしてしまう原因かもしれないな。

9.“(this is)My new vow”っていうのも結構気になる曲である。この曲でJenniferはStrumstickっていう楽器を弾いているんだけど、これはハンマーダルシマみたいなもんなのかな?The New Yorkerに出ていた詩に触発されて書いた曲なのか、一部引用があるようだ。曲自体はすごくきれい。

11.“Veering from the waves”もいいな。かなりのおすすめアルバム。