Swan Dive, “June”(2000)

久々の新譜である。最初は退屈なアルバムに思えて、一度聞いたきりしばらく放置してあった。しかし、聞きなおしてみると、これがなかなか良いのである。

“Girl on a wire”、”Truly, Madly, Deeply”(かなりBeatlesっぽい)、”Puzzle Ring”(この曲のボーカルはBill DeMain)、”Kaleidoscope”と「Swan Diveっぽい」ポップスが並ぶ。確固たるスタイルが前作から継承されていて、安心して買うことが出来るアルバムだと言えましょう。以前からのファンを絶対に裏切らないものと思う。

心地よいポップスもいいのであるが、Mollyのボーカルの良さを味わえる他の曲も個人的には好き。ボサノヴァっぽい三曲目の”one sided”、”Safe and Sound”、アコースティックな”Mountains”、”Katydids”が秀逸。