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James Taylor

James Taylor, “New moon shine” (1991)

この時期はアコースティックな路線に回帰しているのが特徴。FiddleにMark O’coner, DobroにJerry Douglasなんて涙物の組み合わせだねえ。かと思うと、Breacker兄弟やSteve Gaddみたいなジャズ系の大物も登場していて、これにも驚き。

“Copperline”“The water is wide”みたいな、dobro, Fiddle付きのばりばりのアコースティックな曲、私は好きなのだ。“The water is wide”は、元はケルトのトラッドみたいだけれど、ドラマ”summer snow”でSisselが歌っていたので、そちらを覚えている人も多いのではないだろうか。歌詞にMartin Luther Kingが登場する“Shed a little light”は、メッセージ色の強い、ちょっとゴスペルがかった曲。かと思うと“Slap Leather”はロックンロール。“Like everyone she knows”では、久々にJamesの絶妙なフィンガーピッキングが聴ける。この曲ではサックスにBranford Marsalis。

まとめてみると、ちょっと散漫な感もあるが、いろいろ聴き所のあるアルバム、と言えましょう。