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Rachael Yamagata

Rachael Yamagata, “Happenstance” (2004)

Tower RecordsでもHMVでも平積みされている。ピアノの弾き語りということで、Norah Jonesとの類似性を打ち出したような案内文を店頭で見かけたが、Jazzのバックグラウンドは殆ど感じらない。かと言ってVanessa Carltonのようなクラシックの基礎がある感じでもなく、やはりロック系の人という認識で聴くのがいいんじゃないかと思う。今年屈指のスマッシュヒットであると私は思うし、新人ではピカイチではなかろうか。

“Be be your love”の、ゆるゆる感がたまらない。ハスキーな声質とのマッチングで、けだるさがしっかり出ていてはまる。“Letter ahead”のピアノの不協和音の気持ち悪さもいいね。でも、さびではすっきり抜けのいい音に解消されるところがさらに良し。この曲で使われているピアノはちょっとチューニングがずれている?“Paper doll”は、バックのアコースティックギターのオープンチューニングに、にんまり。CSN&Yの、”Judy blue eyes”がちょっと思い出されてしまうのだ。