古いアルバムではある。しかし、抜群のポップセンスを持ちながら、かと言ってロックのドライブ感をまったく失っていない、その絶妙な調和が素晴らしいのだ。Jennieの声は中低音域でかっちょいい。ちょっとChrissie Hyndeっぽいところもあるかな。
しょっぱなの“Walking in my sleep”から、がつんとやられる。“This & that”, “Hold on”のドライブ感も堪らない。“couching”での、ビブラフォーンが絡んでくるアレンジなどは、いかにもSwedishで、お洒落っぽさを出しているのだけれど、ここまでの完成度は他のバンドには出せていないんじゃないかな。“Twice as cool”, “By your side”とか、本当にかっこよい。その一方で、“Someday soon”のような、静かな曲もいいしね。