Michelle Branch, “The spirit room” (2001)

1983年生まれ、18歳でのデビューは鮮烈だった。私がかつて住んだArizona州PhoenixからGrand Canyonへ北上していくと、Flagstafという小さな街を通る。route 66が通過する、のどかで綺麗な田舎町なのだが、彼女はそこの出身だと言う。あの町からこういう人が出てくるのかと、ちょっと驚きだ。

このアルバムはよく売れた。なかなかハードな“everywhere”が一曲目なのだが、私が気に入っているのは二曲目から続く“you get me”“All you wanted”“you set me free”“something to sleep to”のあたりだ。心地よいアメリカンロックが続く。一転してロックバラード調の“goodbye to you”(10曲目)も、かなりいい仕上がりである。