Silje Nergaad, “Nightwatch” (2003)

Universalからの三作目となるこのアルバムは、一曲を除いてSilje自身による曲で構成されている。Norway本国ではポップスチャートでも、10位台につける健闘を示した。(ちなみにLene Marlinの”Another day”の首位独走が10週を超えた頃の話。)“How am I supposed to see the stars”“You send me flowers”などの曲では、Siljeが元々持つシンガーソングライター的な要素を強く感じさせられるかと思えば、“Dance me love”などでは、しっとりとしたジャズバラードが聴けたりする。“I don’t want to see you cry”“Take a long walk”の音の運びからは、なぜかSteely Danが思い出されるのだ。ヨーロッパでSiljeのアルバムがジャズチャートで健闘しているのは、こうした取っ付き易さが大きく影響しているのだろうと思う。昔からのSiljeファンにもお勧めできるアルバム。“Tell me where you’re going”“Brevet”と並ぶ必聴盤ではなかろうか。

ところで、このアルバム唯一のカバー曲というのが、“This is not America”。1985年の映画”Falcon and the snowman”のサントラに収録された、David Bowie+Pat Methenyという意表を突くコラボレーションによってヒットした懐かしいあの曲だ。SiljeはやっぱりMethenyに戻っていくのか、とも一瞬思わされた。ラストの“On and on”はセルフカバー

  1. How Am I Supposed To See The Stars
  2. Once I Held A Moon
  3. Dance Me Love
  4. You Send Me Flowers
  5. I Don't Want To See You Cry
  6. In A Sentence
  7. Take A Long, Long Walk
  8. This Is Not America
  9. Be Gone
  10. Borrowing Moons
  11. Unbreakable Heart
  12. On And On

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