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Naimee Coleman

Naimee Coleman, “Silver wrists”(1996)

これがデビュー盤らしい。特に抜いた声の出し方をするときに、強烈にMaggie Reillyを想起させられる。それは、リバーブの使い方のせいだろうか、声質のせいだろうか、ファルセットの使い方のせいなのか。しかし、それ以上に、張った声の出し方をするときに誰かに似ている、と思うのだが、Mejaだろうか。maggie ReillyとMejaでは離れすぎている気もするし、ちょっと不安。

音の拡がりも重きを置いたアレンジなどは、同じIrishのEnyaなどを思わせる部分もあり。“care about you”は売れた曲らしいのだけれど、やはり良い。“ruthless affection”のアレンジも私好みだ。丁寧に歌い上げている“hold tight”も佳曲。レコファンで380円で発掘したことを思えば、コストパフォーマンスの高い一枚であった。