Glenn Frey, “Solo Collection” (2002)

5. “The one you love” (放題:「恋人」)だけを聴きたかった。本当は、この曲が収録されたオリジナル盤[“No fun around” (1982)]を探していたのだけれど、なかなか遭遇しない。そこでTSUTAYAで借りたのが、このベスト盤。他のベスト盤ではライブバージョンが収録されていたりするので要注意。

文句なしに、ロックバラードの秀作です。この曲が出たのはイーグルス解散で、Glenn FreyとDon Henryがソロアルバムを競うように出していたころ。ちょうどこの曲あたりで私は洋楽を聴きだすようになったのでした。

The Eagles, “One Of These Nights” (1975)

イーグルスがハード路線へと舵を切り出した作品。でも結構好きで、大学時代に良く聴いていた(もちろんリアルタイムではない)。タイトル曲である1. “One Of These Nights”のコーラスにはやられました。3. “Hollywood Waltz”のペダルスチールにも、はまったものだ。4. “Lyin Eyes”なんて、ウエストコーストサウンドの教科書的な乾いた音だ。5. “Take It To The Limit”は代表的なヒット曲。8. “After The Thrill Is Gone”とか9. “I Wish You Peace”も好きだったなあ。この手の音の話で盛り上がった、一緒にバンドをやっていた友の顔を思い出す。彼が亡くなってもう10年以上が経つんだな。

The Eagles, “The Long Run” (1979)

最初の解散の際に残した一枚。初期イーグルスファンの私としては、どっぷりひたる部分の少ないアルバムではあります。その中でも記憶に残るのは、やはりTimothy B. Schmitの 2. “I Can’t Tell You Why”。昔から好きな曲だ。3. “In The City”のさびの部分のコード進行も好きだったなあ。10. “The Sad Cafe”もアルバムを締めるにふさわしい佳曲。

The Eagles, “Desperado” (1973)

これが二枚目。初期Eaglesを代表する一枚。私は非常に好きです。やはり極めつけは.5. “Desparado”でしょう。ロックバラード史上に燦然と輝く名曲だ。

1. “Doolin Dalton”もいい曲。ブルーグラスあがりの私としては、2. “Twenty-One”も外せない。MuleskinnerでのClarence Whiteのプレイをぱくったとしか思えないイントロが笑える。いかにもランディマイズナーだなあ、という6. “Certain Kind of Fool”も好きな曲だ。

Original Soundtrack, “FM” (1978)

FM局を舞台とした映画“FM”のサウンドトラック。映画自体は後世に残るようなものではなかったが、サントラだけはその豪華顔ぶれから生き残っているという作品のようだ。二枚組CDもの。下の通り、「ごめんなさい」と平伏すしかない選曲です。

The Eagles, “Hotel California” (1976)

The Eaglesといえば、”Hotel California”という人が大半だろう。私はむしろ初期Eagles派なのだが、これはやはり名盤だと思う。

1. “Hotel California”のアコースティックギター・ツインリードにはやはり鳥肌ものだ。はじめてLAに行ったときは見に行きました、The Beverly Hills Hotel。改装中だったが・・・。いかにもGlenn Freyっぽい3. “The Last Resort”, 6 “Wasted Time”も好きな曲だ。8. “Life In The Fast Lane”も後期Eaglesを代表する曲。9. “New Kid In Town”もいい曲だ。このハーモニーはやっぱりすごいな。

確かにいいアルバム。しかし強く思い入れる一曲に欠けるかな、というのが総括。