Beth Orton, “Central reservation”(1998)

このアルバムでアメリカでの評価がぐぐっと上がったのだそうだ。NHKで放映されていた”Roswell”というアメリカのドラマで彼女のコンサートのシーンがあった気がするのだが、このアルバムが出た後のことだと思う。しょっぱなの“Stolen Car”は、マイナーのアコロック。歌のピッチのずれに、なんとも言えずそそられる。

タイトル曲の“Central reservation”での、アコースティックなバックにに乗っての、なんとも言えない気だるいボーカルがまたよろしい。”Love like larughter”“Devil’s song”も、フォークっぽさを漂わせる佳曲。私的に一番いいなと思えるのは“Feel to believe”だな。

Beth Orton, “Daybreaker”(2002)

コースティック回帰が強まった感のあるアルバム。Ryan Adamsって人とのデュエットの“Concrete sky”が、アコースティックな佳曲。“Carmella”は、初期のJoni Mitchellにも通じる、フォークっぽい音の作り。“This one’s gonna bruise”も、やはりいいアコースティックな曲。Eddi Readerといい、最近はBritishな人たちの方がこういう音作りが得意なのかもしれないな、などと考えてしまう。

“God Song”は、懐かしのEmmylou Harrisとのデュエット。

余談ながら、ジャケットの歌詞・クレジットは、大変読みにくく難儀する。

Beth Orton, “Trailer Park”(1996)

メジャーデビュー盤。ジャケットのカバーフォトがなんともいいな。邦盤のライナーノーツによれば、かなり複雑な音楽的バックグラウンドを持つようだ。でも、私は単純なアコースティック好き。“Don’t need a reason”“Sugar boy”“Whenever”“I wish I never saw the sunshine”あたりがお勧め。

気持ちよくアコロックで疾走する“Live as you dream”“How far”も良い。