Freya, “Chasing my tale” (2000)

出てから二年も経ってから入手した一枚。邦盤と輸入盤でジャケットが違うが、当然価格重視で輸入盤を購入。

一曲目の“Girlfriend application”の異様とも言えるポップ度の高さで、「一体どこの国にシンガーだ?」などと思ってしまうのである。”Wasting time”“Rule No.1”と、いい感じのポップスが続く。

単調だなあ、といい加減聴き飽きてくる頃の8曲目の“History of the last 5 minutes”がスローな曲で、ぐっと落ち着くのだ。しかし、それにしてもLisa Loebっぽい・・・。最後の“Diary”もお勧め。スローな曲もなかなかいいのだから、もうちょっと全体の構成考えればいいのに、と思ってしまう。

総括としては、頭空っぽにしてポップスに浸るのにはいい一枚、といったところか。

 

Freya, “Tea with the queen” (1999)

これがデビューアルバム。最初に聴いたとき思ったのは、Lisa Loebっぽいなということ。音作りのアメリカン度と声質なんかからそうい印象を持ったのだろうと思うのだが。同時に、北欧ポップス特有の軽さみたいなものもしっかりと併せ持っていて、心地良し。

1曲目の“It’s already Wednesday”は、なんの実りもなく早く過ぎていく日々を歌ったもので、なんか感情移入してしまうんだな。でも、20歳にしてこんなこと歌っているようでは先が思いやられるなあ、この人。3曲目の“Yellow ladybird”もミディアムテンポのいい感じの曲。もっとも、私としては最後に収録されているacoustic vesionの方が気に入ったけど。4曲目の“Mother”は(Lisa+Alanis)/2って感じだなあ。

5曲目の“Little Miss”、6曲目の“No pity from the flowers”、7曲目の“She was always on my mind”、9曲目の“Tongue tied”なんかは、やはりLisa Loebっぽいアメリカンな作りの音。

通して聴いてみると、ちょっと単調かなという気もするが、私にははまりの音。おすすめです。