Eddi Reader, “Angels & Electricity” (1998)

これも随分遅くになって中古で購入した一枚。一番気になる曲は、3.“Postcard”。4.“Wings on my heels”の、ジャズトリオの構成におよそ似つかわしくない楽器が絡んでくるアレンジも面白い。9.“California”も、スコットランド人の彼女がこういう曲を書くのが面白いね。10.“Follow my tears”も、アメリカントラッドっぽい。11.“Psychic Reader”の不思議なアレンジも、やはり才能なんだなあ。12.“Please don’t ask me to dance”も、ソングライティングが冴える佳曲なのだ。

Eddi Reader, “Eddi Reader” (1994)

1.“The right place”は、醸し出す世界に圧倒される一曲。2.“Patience of Angels”もやはり佳曲。4.“Scarecrow”も、トラッドな香りを残した曲で面白い。6.“Joke (I’m laughing)”も、曲の良さに圧倒される。

7.“The exception”は、どことなく初期のJoni Mitchellを思い出すような曲で楽しいのだ。10.“When I watch your sleeping”は、じわっと来る曲。その他の曲にも外れがなく、アレンジの素晴らしさとも併せて、安心してお勧めできる一枚。

Eddi Reader, “Simple Soul” (2001)

私としては、これがEddiとの出会い。前々から気にはなっていたが、どの一枚から手を出していいものか悩んでいた。そんな人ではあったが、試聴ブースで実物を聴いて、ためらうことなく購入した一枚。他のアルバムと比べた場合、「シンガーソングライター」らしい生音勝負に徹したのが本作の特徴。一曲目の“Wolves”から素晴らしい。二曲目の“The wanting kind”は、一番のお気に入り。